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●キャッチボール
 マツはスーパーの袋で作ったバトミントンのもの(以降、シャトルと呼ぶ)でのキャッチボールが大好きでした。カサカサと音を立ててマツの気を引き、ぽーんと投げてやると口にくわえて持ってきてくれるのです。キャッチボールのルールは、「マツが飽きるまでやること」。遊びたい時はマツがシャトルを私の目の前にぽとりと落とすので分かります。空中でキャッチしようとしたり、あさっての方向に投げたのにだまされて別の方向へ走ったり。まるで、犬のよう!そんなマツとキャッチボールは、私の楽しみでもありました。
 キャッチボールに飽きてくる(正確には、くわえて戻るのが面倒になってくると)、マツは前足をつかってひょいとシャトルをサイドボードや冷蔵庫の下に押し込み、「にゃ〜(取ってくれ〜)」と鳴くようになります。その度に、私は30cm定規を持って隙間をごそごそやるのですが、セミやホコリなどが出てくるので…。でも、マツはこの遊びがいたく気に入り、飽きるまで出してもらっては押し込み、私に向かって鳴くことを繰り返すのでした。