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●似た者同士?
 マツとチャミは、それぞれ性格が違っていて、その違いには本当に笑います。例えば、マツはお客さん嫌い。チャミはお客さん好き。ピンポーンと呼び鈴がなるとびっくりして逃げるところまでは2匹とも共通ですが、そのまま一目散に天袋へ駆け上るマツに対して、チャミはドアが開く頃には好奇心に変化し、「誰?」と言わんばかりに相手に近づいて行って、そのままお客さんの足にスリスリして出迎え、座ろうものならお膝の上にあがりこみます。 そして、丸くなったままクイッと顔をあげてまん丸な瞳でお客さんを見つめ、「にゃ〜」と可愛い声で鳴きます。この甘えた仕草に、お客さんはチャミを撫でずにはいられなくなってしまいます。そんなチャミを、「お愛想星からやってきたお愛想星人」と呼び始めたのは、彼でした。彼いわく、私の愛想の良さとチャミの愛想の良さは瓜二つだというのです。そう言えば、私は大のストーブ好き。ガスファンヒーターをつけると、噴出し口で足先を温めながら、数分、ぬくぬくするのです。そして、お愛想星人チャミも、大のストーブ好き。ガスストーブをつけると、その噴出し口に陣取り、温風に毛をなびかせながら、「にゃ〜」(ここでナデナデして)と呼びます。そんなとこ似なくてもいいのにと思いつつ、足を暖めつつ、いつまでもチャミをナデナデするのも私は好きです。
 じゃあ、マツは誰に似てる? よくよく見ると彼にそっくりなのです。お客さんと私の間で会話が弾みだすと、マツは下界に下りてきて、私の方へ歩み寄り、私の後ろから見てないふりをするようにこっそり横目でお客さんを眺め始めます。時々、お客さんの横に座って「にゃー」と鳴き、背中を叩くことを要求しますが、決してチャミのようにこびたマネをしないのが、マツのマツらしいところでした。彼は、ちょっと警戒心が強く、人に打ち解けるのが苦手で、人の話が盛り上がって余計に参加しずらくなった頃にやっと顔を出す。決してこびたマネをしないところも、マツそっくり。だからでしょうか? マツと彼はお互いを牽制しあっているようなところがあって、彼が来るとマツから「気に入らねーなー」光線が発せられているようであり、「マリちゃんは俺のものだ」光線が出ているようでもありました。